表札のデザインが完成したので、早速、表札ショップさんに発注してみました。
デザインの受渡しはIllustratorのファイルで良かったものの、バージョンを落として渡す必要があったので、別名保存で対象バージョンを下げて保存。
それから色指定には「DICカラー指定で」と聞きなれない言葉が・・・。よく分からなかったのですが、Illustratorで渡せばRGBでもCYMKでも色確認出来るから大丈夫だろうと、特に調べもせずそのままデータを渡してしまいました。
その後、表札ショップさんから連絡があり、文字をアウトライン化して渡して下さいとのこと。
そう言えば、その事もホームページに書かれていたなと思い出しながら、Illustratorビギナーな私はアウトライン化とは何か調べてみることに。
文字を構成するフォントは、各PCによってインストールされているものがまちまちです。
データを渡す相手先も同じフォントを持っていれば良いですが、持っていない場合は文字のイメージが違うものになってしまう恐れがあります。
そこでIllustratorでは、フォントを図形形式に変換する機能を持っており、これをアウトライン化と言いうのです。
アウトライン化してしまえば、図形と同じ扱いになるので、相手方に同じフォントが無くても同じイメージを共有出来ます。
ただし、アウトライン化してしまうと逆に文字(テキスト)編集が出来なくなります。
アウトライン化の作業はデータを受け渡す直前に実施し、別ファイルとして保存した方が良さそうです。
早速、文字をアウトライン化してデータを再送。するとまた暫くして表札ショップさんから連絡が。
色指定についてRGBやCYMKから探してみたものの、DICカラーチップから近似色が見つからなかったとのこと。
ここでまた調査です。一体DICカラーとは何でしょう??
Wikipediaで調べてみると、印刷業界で色指定のやり取りに使われている、DIC社発行のカラーガイド(色見本帳)とあります。
印刷業界の色見本。。。確かに、光によって構成されるPCモニタ上の色と、染料によって作られる印刷物の色は全くの別物。
光は全ての色を混ぜると白になり、絵具は全ての色を混ぜると黒になると教わった美術の授業を思い出しました。
光で表現出来る色が、必ずしも印刷物で表現出来るものでは無いということでしょう。
(そう考えると何も意識しないで使えるカラープリンターって凄いですね)
IllustratorからDICカラーを調べられないかと更に検索してみたところ、Photoshopのカラーピッカーであれば、DICカラーの近似値を調べられることが判明。
早速、Photoshop使って自分でも調べてみましたが、確かにベースの背景色に使われているダークブラウンの類似色が見つかりません。
DICカラーの特色として、淡い色は豊富なようですが、ダーク系の色は表現が乏しいようです。
仕方が無いので、多少イメージとは違うものの、なるべく近い色をDICカラーより指定し、後は表札ショップさんお願いします!と丸投げしてしまいました。
さて、一体どんな感じで仕上がるものか。。。
実物編に続く
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